明治期鯨歯彫根付—大鯛を押さえつける恵比寿

約長5×高3.5×厚2.5cm

重約21g

無銘

石見派

満悦溢れる恵比寿の表情で、とても大胆なユーモラスで珍しい構図。江戸時代は捕鯨が非常に危険な作業で、鯨歯を使った工芸品がかなり珍しい。鯨歯根付は機能面だけではなく、装飾芸術品としても最高。明治の近代化に伴ない、需要は低下したものの海外の目に留まり、国外に多く流失した。

恵比寿本来の神格は、人々の前にときたま現れる外来物に対する信仰であり、海の向こうからやってくる海神である。神格化された漁業の神としてクジラのこと。古くは勇魚(いさな)ともいい、クジラを含む大きな魚全般をさした。

主に漂着したクジラを指して(流れ鯨・座礁鯨)、「寄り神」と呼ぶことがある。「鯨 寄れば 七浦潤す」など、日本各地にはクジラの到来により思わぬ副収入を得たり飢饉から救われたりといった伝承が多い、これらの民俗信仰は、えびすの本来の性格を示すと考えられる。

参考:日本の根付第一図版(第3-4図),佐々木忠次郎著,光融館書店昭和11(1936)年刊

大胆幽默19世纪末鲸牙雕根付—恵比寿抱大鲷

约长5×高3.5×厚2.5cm

重约21g

无铭

石见(今岛根县)派

惠比寿喜悦的表情刻画栩栩如生,开脸端庄又不失幽默,罕见题材,外观独特,构思大胆。惠比寿最初是渔民信仰的海上守护神,泛指从远海飘来的大型鲸鱼。由于海运兴起被视供奉为商业财神,15世纪后演变成日本民众的普遍信仰。

惠比寿(えびす):七福神之一,财神爷和土地神,也是七福神中唯一的日本固有神明。头戴乌帽,怀抱鲷鱼为其常见形象。渔民将其作为吉祥物供奉,希望能带来好运。

抹香鲸牙具有介于白色和淡黄色之间的独特光泽,坚硬异常,雕刻及抛光非巧匠不能为止,以此雕刻的根付极为罕见。

出处:法国私人收藏

明治期鯨歯彫根付—大鯛を押さえつける恵比寿

 

投稿者:

明珠

明月在天,清辉满地

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