江戸期友忠銘牙彫根付—唐草軒先丸瓦(京花巴)

約長4.7×横2×厚2.4cm

重約13g

銘友忠

京都スクール

良い味わいを醸している古根付。

友忠銘は世の中氾濫中の昨今、決して本物とは断言できないが、字体から見れば、緑青N0.27-根付特集83頁(図版49)光山の刻銘とよく似ている、同一時代だと推測される。根附の研究P172:光山、牙刻をなす、初期(寛政まで,1795年以前)の人なり。

軒丸(のきまる):軒瓦(のきがわら)の一種、別名「鐙瓦」(あぶみがわら)、花瓦、端丸瓦。巴文が描かれることが多いので巴瓦(ともえがわら)とも通称される。軒部分に屋根の縁端を飾るため、丸瓦の端に瓦当と呼ばれる円形の飾板をつけたもの。お寺などの大きな建物に使われることが多く、粒入万十ともいえる。

中国戦国時代に半円形の瓦当のある軒丸瓦が出現し、漢代から円形瓦当のものが現れた。漢代の軒丸瓦は文字や蕨手文、動物文で飾られたが,南北朝時代から蓮華文装飾が出現し、その影響は朝鮮半島にも波及した。

日本では飛鳥時代に百済系、高句麗系の単弁蓮華文装飾が現れ、奈良前期から複弁蓮華文のものが使用された。鎌倉時代以降には巴文を瓦当に飾るものが主流を占めるようになった。

根附の研究P148:友忠(ともただ)、和泉屋七右衛門と称し、天明(1781年)前の人にして京都に住す。木又は象牙を以て牛を彫るに妙を得、友忠の牛と称せられ。当時既に偽品多かりき、彫法緻密にして活気あり、一見して真偽を判別する事を得と伝へられる(彫銘友忠)。

装劍奇賞巻七:友忠(ともただ)、京師人。和泉屋七有衛門と称す、牛を彫事妙に詣れり、関東にて特に賞玩す、故偽造の多き事、百をもってかぞふべし、其物ハ格別手際なり。

参考:NETSUKE- The Miniature Sculpture of Japan(大英博物館蔵根付カタログ) P118(図版232)

18世纪末友忠牙雕根付瓦当(京巴花)

约长4.7×宽2×厚2.4cm

重约13g

铭友忠

京都派

造型古朴大方,清晰雅致,包浆红润。

瓦当俗称瓦头,是屋檐最前面的圆形瓦,位于筒瓦之前,是建筑用瓦的重要构件,主要用于保护木制飞檐,便于屋顶排水防水、美化屋面轮廊,保护檐头。

瓦当图案设计优美,光素无纹,完美展现其精巧雅致之美。两汉时期流行卷云纹和吉祥文字,西汉末年出现文字瓦当。瓦当发明当初为半圆形,称半规瓦。秦代由半圆发展为全圆形,汉代以后则统一使用圆瓦当。

 

友忠作为二战后新拍卖时代第一个被炒作的根付宗师,恶果导致友忠铭的根付层出不穷,泛滥至今,几乎成为骂人专用。本作无法100%确定是友忠真品,但可以肯定最低限度是同时代同级别雕刻师的杰作。瓦当题材的根付极为罕见,巴花瓦此为首见。雕刻和抛光颇见功底,拙匠没这个本事,名家绝不会刻别人名字,大概率是友忠或其门徒作品。

 

根附研究P148记:友忠(ともただ)号和泉屋七右卫门,天明(1781年)以前在世,居住京都。以木刻牙雕牛最妙,时人美其名曰友忠牛。其时伪造即已泛滥,然真作雕工细密,真伪一目了然(雕铭友忠)。

装剑奇赏卷七记:友忠,京師人,号和泉屋七有卫门。以雕牛造诣著称,精巧绝伦,关东尤其赏玩者众,以故伪造甚多。真品百中见一,持者无不宝之。

18世纪末友忠牙雕根付瓦当(京巴花)

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明珠

明月在天,清辉满地

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