上海サディズム—唐風SM嗜虐癖肉筆春画帖

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上海サディズム—唐風SM嗜虐癖肉筆春画帖

匿名絵

20.6×16.3cm

紙本

大正頃

無題匿名、絹表紙、肉筆極彩色見開き12図。巻末題「上海にて」、恐らく梅原北明(1901-1946)派若しくは本人の作品だろうと推測されている。未公開、未出版、状態良好。

1920年代、日本社会では書物の大量生産が可能になると伴い、書店に流通する公刊本が満たすできない特殊な欲求を満足するため、会員限定で頒布された所謂「エロ(性・風俗)・グロ(猟奇・犯罪)」本も執筆、編集、印刷、製本、広告までを一手に担い、公刊流通のルートとは異なる独自の流通網を作り上げた「珍書屋」も出現されていた。

こんな状況のなかで、特に梅原北明が上海を拠点として、少部数の性風俗書籍を秘密出版され、発禁を徹底的に対抗されている。印量が少ないつき、現在でもなかなか入手できない稀覯本となってしまう。

春画が古来基本的に匿名だが、本稿は「一万一千本の鞭」とよく似ている嗜虐癖(sm)題材の春画としてその珍しさはいうまでもない一方、刊記に当たる「上海にて」の落款は極めて貴重だと言える稀覯本になることも無論。

梅原 北明(うめはら ほくめい、1901- 1946)は日本の作家・編集者。本名は梅原貞康。昭和初期のエログロナンセンス文化を代表する出版人である。宗教研究家の梅原正紀は息子。別名・烏山朝太郎、談奇館主人、大塚倭堂、吾妻大陸ほか多数。

亚洲SM鼻祖—20年代上海的手绘彩色性虐癖春画冊

匿名绘

20.6×16.3cm

纸本

约1920年代

无题匿名,绢封纸本,手绘彩色对开12图全,内容集古今中外于一体,着重强调血腥的施虐性行为,堪称亚洲SM的鼻祖作品。卷末题“上海作”(上海にて)。综合推测为梅原北明(1901-1946)派或其本人作品。未公开,未出版,品相上佳。

1920年代,萨德主义开始在世界范围内悄无声息的流行传播。所谓萨德主义(sadism),泛指集施虐与血腥为一体的残忍性行为。后来与受虐主义(Masochism)合二为一,演化成英文单词sadomasochism,简称SM。

关于SM的中文精确翻译,学名施虐和受虐的爱好,佐藤晴夫将其译为“嗜虐癖”,通俗易懂。李银河将SM译为虐恋,莫名其妙。无论施虐受虐均属于癖和嗜的范围,也即爱好,不知“恋”字从何而来?王小波和李银河夫妇不愧是天仙配,夫妇二人最大特点在于充分暴露了对中文的无知。

梅原北明(1901-1946):本名梅原定安,又名乌山朝太郎、谈奇馆主人、吾妻大陆等,宗教研究者梅原正典之子。作为出版商和翻译家,是30年代猎奇色情文学代表性人物,以上海为据点,秘密出版多种稀见“猎奇”珍本。覆盖古今中外,尤其注重发觉中法两国的古代禁毁小说。

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投稿者:

明珠

明月在天,清辉满地

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