ネペンテス(ウツボカズラ,Nepenthes)【猪笼草,忘忧草】:熱帯アジア原産、落とし穴式。熱帯アジアを中心に生育、捕虫袋の中に消化液を蓄え落ちてくる虫を消化し栄養にします。
置き場所:冬期15℃以上を保ちガラス越しで、日当たり良く空中湿度が保てる場所。捕虫袋をたくさんつけるためには、空中湿度を高く保つのがポイント。
水やり:捕虫袋の中に常に水を入れておき、用土は乾かさないように注意。
最適生育温度:20-30℃
生育温度:15-35℃
最低温度:13℃
植え替え:気温20-25℃程度の時期
用土:水苔、ピートモス等酸性土
モウセンゴケ カペンシス(アフリカナガバモウセンゴケ,Drosera capensis)【好望角毛毡苔,南非茅膏菜】:南アフリカ原産、粘りつけ式。南アフリカの湿地に生育、腺毛の先に出る粘液で捕虫、腺毛で巻き込み、粘液がとれると消化液が出ます。栽培は簡単でよく増殖します。
置き場所:日当たり良く風当たりの少ない場所。
水やり:乾かさないように注意。鉢底1-2㎝が常に水に浸かるように、受け皿に水を貯めて栽培する。朝夕たっぷりと水を入れ替えるように与える。
最適生育温度:20-25℃
生育温度:10-35℃
最低温度:5℃
植え替え:気温20℃程度の時期
用土:水苔、ピートモス等酸性土
ハエトリグサ(Dionaea muscipula)【捕蝇草、食虫草】:北アメリカ原産、とじ込み式。ビーナスの瞼とも言われます。北アメリカの湿地にのみ生育、感覚毛に触れると瞬時に閉じ合わさります。何度も閉じ合わすと植物が疲れてしまいます。
置き場所:日当たりの良い場所。夏季の直射日光は避けて下さい。
水やり:乾かさない。朝夕たっぷりと与える。自生地は真夏でも朝夕は冷え込み、常に地下水が流れています。根を冷やすように注意すると良く育ちます。冬期は休眠します。地上部が枯れたようになりますが、翌春には新芽が出るので捨てないで下さい。
最適生育温度:18-25℃
生育温度:15-28℃
最低温度:0℃
植え替え:桜の咲く頃
用土:水苔、ピートモス等酸性土